多田夏雄の美術紀行

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シュールレアリスム論からのエッセイNO,436 シュールレアリスムの技法 フロッタージュの森⑲

2015年 08月24日 23:28 (月)

ある脳科学の大先生がどこかのシンポジウムで「脳科学は哲学を凌駕する時代が来た!」と豪語されてまして「本当か!」とかなり疑って聞いていましたら「最後に質問のある人。最後だから責任重大だよ。」と客にかなりプレッシャーを与えて笑いをとっていました。
すると一人の中高年の男性が手をあげて「私、心理学を専門にしておる者でございますが、脳科学の方ではユングなどが唱えている“無意識の共時性”とか“集団的無意識”あるいは“無意識の普遍性”といった事をどう考えておられますか?と、実に的を得た質問をなさいました。
前日お話したユング理論を、その心理学者は、脳科学者の大先生に向けて「脳科学ではどうお考えですか?」と質問しました。
僕は、「そらきた!」と笑ってしまい、ちょっと胸がすーっとしました。
その直後です。
脳科学の大先生は慌てふためいてパネラーの二人の哲学の先生に「そっちで答えて。」と苦笑いしながら自分では答えるのをやめてしまいました。
当然哲学者もまともに答えられません。
この話題は科学でも哲学でもなく、大変曖昧、かつ深刻な問題なのですから。
この二つの領域に長じていて、柔軟な思考力を持っていなければ答えなんてでません。
実は100年前にこの問題は発生したのです。
脳のメカニズムと神経系の反応は脳科学で解剖学、生態学的な臨床実験である程度答えがでます。
しかし「思考」「無意識」になると医者では手がつけられないのです。
つづく

テーマ : 絵画
ジャンル : 学問・文化・芸術

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