多田夏雄の美術紀行

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シュールレアリスム論からのエッセイNO,433 シュールレアリスムの技法 フロッタージュの森⑯

2015年 08月21日 22:43 (金)

フロイトから離れユングは様々な思索をしました。
絵も描き、中世の写本のように装飾的に文字を使って文も描きました。
出来上がった本は「赤の書」と名付けられました。
それはユングの「心の旅の記憶」だったのです。
「人間には理性では計り知れない“無意識”という暗黒の領域がある。」
この思いにフロイトは、自他ともに人間を分析してゆき、原初的な人間の欲求リビドーの存在に気が付いたのです。
ユングは心の中に眠る太古の記憶、心の古層を探ろうとしました。
実はどちらも同じ事を言い当てています。
フロイトのリビドーは、脳科学では爬虫類脳と呼ばれる中生代までに形成された欲望、攻撃、怒り、等の人類が持ち合わせながらも表面的には嫌い隠そうとする部分です。
爬虫類時代、これはむき出しで生き物たちは行動しました。
人類がこれを嫌うのは「道徳観」というものがあるからです。
この「道徳観」こそ新しい大脳皮質の成せる業なのです。
ユングは「宗教心理」と呼び、フロイトは「超自我」と呼びました。
まるで「リンゴ」を英国人は「アップル」と呼びギリシア人は「メーロン」と呼んだみたいです。
同じ事です。

つづく

テーマ : 絵画
ジャンル : 学問・文化・芸術

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