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多田夏雄の美術紀行

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シュールレアリスム論からのエッセイNO,461 シュールレアリスムの技法 フロッタージュの森44

2016年 01月25日 11:26 (月)


田舎は地下水、川、畑、森があり災害後復旧の資源があります。
都市が壊滅するとガレキだけが残り食料と水は他の地域から搬送するより他に方法がありません。
都市が壊滅するのは何も災害だけとは限りません。
人がたんにそこに住まなくなるだけでその地は荒廃します。
つづく
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テーマ : 絵画
ジャンル : 学問・文化・芸術

シュールレアリスム論からのエッセイNO、460 シュールレアリスムの技法 フロッタージュの森43

2016年 01月24日 18:05 (日)

田畑はまだましです。
建物を建て人は住みます。
人が住むのに具合の良いところには人が集まり集落ができます。
当然森林は刈り取られ、田畑すらも埋め立てられていきます。
大都会・・・といって賛美したところで実情は砂漠です。
水道、電気、ガスが災害により止められたら都市は一挙にライフラインを失います。
田舎も同様ですが、まだマシです。
つづく

シュールレアリスム論からのエッセイNO,459 シュールレアリスムの技法 フロッタージュの森 42

2015年 12月07日 22:35 (月)


人間の食べる作物は「野生」ではありません。
野生として原生する植物を、より多く、大きく実をつけたり育ったりするよう遺伝操作して改変したものを、人工的に環境を整え人間に都合のいいようにしたものなのです。
田畑を作る為、人は森林を切ったり川の水を人為的に引いたり、土地を埋め立てたりと、自然の本来ある姿を変えていったのです。
つづく

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シュールレアリスム論からのエッセイNO、458 シュールレアリスムの技法 フロッタージュの森41

2015年 11月25日 21:02 (水)


砂漠は都市が在った痕跡です。
豊かな森林を伐採し、人間が住みやすい(?)ように開拓していって地をならし、場所を特定して集団で住み着きます。
その条件は水が豊かにあることでした。
水を引き作物を育てます。
田畑が広がっているとのどかで牧歌的な雰囲気がしますが、これってとっても不自然な姿なのです。
つづく

シュールレアリスム論からのエッセイNO,457 シュールレアリスムの技法 フロッタージュの森40

2015年 11月16日 21:57 (月)


美術史科若桑みどり先生が自著の中で「ゲルマン人にとって森は特別な存在であった」と書かれています。
森とは何でしょう?
かつて人類は森に住んでいました。
熱帯の密林こそが我々の故郷です。
「人類が発生したのはアフリカ大陸である」という説があります。
現在我々がアフリカといって思い描く風景は砂漠とサバンナです。
しかし、これは人類の先祖が住んでいた環境とは異なります。
つづく

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